なかなか撮影に行けない日々ですが、新緑は撮影に行きたいと思い無理やり出かけてきました。夜1時半まで納品作業をしていたので、早起きして車に乗るまでが億劫でしたが目的地に着いたらもっと早く家を出れば良かったと後悔。まあいつものことです。
いつも行っている福島の渓谷に行って、夜はどこかで星でも撮って帰る予定だったのですが、以前ネットで調べておいた苔の森に行ってみたくなったので行ってみました。佐久の白駒の池というところです。本格的な苔のシーズンは6月以降のようですが、6月中旬~下旬は仕事が忙しそうなので、結果はともかくとりあえず行ってみるかという感じです。
東京は暑かったので簡単な服装で向かったけれど、目的地が標高2千メートルの高原だったので結構寒い。しかも前日雪が降ったらしく新緑と苔と雪そして快晴というかなりレアな状況でした。残雪かと思っていたのですが、帰りに駐車場横の売店の人から降雪と聞きました。5月でも雪が降るんですね。
風が吹くと針葉樹の葉に積もった雪がアラレのように落ちてきます。一緒に冷たい雪解け水も雨のように降り注ぎます。そんな中でずぶ濡れになりながら苔と雪と森を堪能。いやはや楽しい。
そして去年買ったゴアテックスがとても役に立ちました。防寒にもなってるし、これ本当に凄いんだなぁ。
池の周りが苔の森らしいので撮影ポイントを調べながら歩く。天候や季節が合えばなかなか良い場所なのではないでしょうか。これは是非もう一度来たいところ。何箇所か池の横に出る箇所があって対岸の針葉樹など苔とは違った絵も狙えますが、おそらくこちらは紅葉の撮影ポイントでしょう。
地図に山小屋まで一時間と記してあり、途中で苔の森を抜けるようだったので行ってみましたが、結構大変でした。地図だと登り1時間、下り40分とありましたが、20分の差があるということは道が悪かったりキツイ登りだったりするということなんでしょうね。身をもって学びました。そしてこれといった撮影ポイントはありませんでした。2箇所くらい?
何だかんだで1時間くらいで山小屋に着きまして、看板を見たところ上ってきた道に「急な下り」と書いてありました。是非ともHPの地図にも記してもらいたいところ。
http://www.kitayatsu.net/
そして山小屋横の岩場を登ったところが絶景らしいので行ってみたら本当に絶景でした。
大変だったけど来た甲斐がありました。この景色を撮りたい場合は快晴がベストなのでしょうが、苔の森を撮る場合、一面苔のしっとりした絵が一般的なので悩ましいところです。木漏れ日が入るとエネルギッシュになりますね。今回実感しました。
せっかく山小屋に来たのでコーヒーを頼んで飲んでいたら餌付けしているらしいホシガラスにも会えました。苔の森を歩いてお土産も買って絶景も堪能して、なんだか素晴らしい一日でした。
去年の今ぐらいから丸一年忙しかったのですが、今年は少し時間ができそうなので、近いうちにもう一度撮影に行きたいところ。
最後に簡単に撮影機材を
D800 14-24mm 24-70mm 70-200mm PLフィルター(状況によって)三脚
行ったのは白駒の池周辺の苔の森です。
http://www.kitayatsu.net/
とても静かで清らかな場所でした。