裏磐梯 その2

◆◆苔の沢◆◆
500メートル先には温泉施設、来る途中には道の駅、すぐ横は桧原湖とごく普通の観光地。ほかに行くところもあるだろうに何でわざわざここなんだろう?
まさか自分もこんなところに来るとは思いませんでした

前回のブログで書いた達沢不動滝の次に裏磐梯の白霧の滝と苔沢という所へ行ってきました。苔に覆われた秘境らしく、特に入り口もありません。車道横から枝を払いながら沢まで降りて、そこから滝まで沢を登りました。

◆◆苔の沢◆◆
八月ということもあり森はとてもエネルギッシュ。多少土地の人は来ると思うけど、これまで来たどこよりも自然に近く結構カオスな感じで最高だけど構図で難儀。ゴム長でなかったら引き返してました

苔の森の静けさを期待していたのですが、8月なので木々は活き活きと生い茂り、明るい木漏れ日が森を照らしとてもエネルギッシュでした。苔もメインというよりも景色に混ざり調和していたので、思っていたのとは少し違いましたが、それはそれで美しかったので良しとします。

◆◆苔の沢◆◆
結構登ってきたところ。webなんでわからないと思いますが、画面の上中央に滝が入っています。せっかく自然に触れているのでパースの効いた絵作りしたいです

少し沢を登っては撮影を繰り返して、なかなか進んでいる感じがせず焦りましたが、だんだんと来た道が見えなくなり奥の滝が見えてきたので一安心しました。
そしてたどり着いた白霧の滝はそそり立つ岸壁や生い茂る緑、落ちる滝の高さなど、小さな滝でしたがとても美しい滝でした。

◆◆白霧の滝◆◆
滝はそんなに興味なかったのですが、期せずして秘境に着くという感じです。最後まで登ってきてよかったと思いました

撮影はグラデーションハーフNDとPLフィルターを使いました。もう来ることもないだろうし、帰りは降りることに専念したほうが良さそうなので、登りでテキパキと撮影をこなしていました。
本来は縦位置の構図の場所が多かったのですが、絵が説明的な気がしたので、ほとんど横位置で撮影しました。
でも、やっぱり何か所か縦位置で撮ればよかったかも。まあいいか。
ちなみにこの滝に行くことにしたのは、ここ2年通っていた白駒の苔の森がテレビCMで紹介されたため。今年はパスして別の苔スポットを探そうと思いました。また別のスポットを探してみますが、もう夏も終わって紅葉の時期になるので次は来年ですか。

◆◆白霧の滝◆◆
三脚でスローでブラケット&PLフィルターという盤石の装備で撮っていて、機材に構図が縛られている気がしたので、感度を上げて手持ちで撮影。レンズに水滴が着く前にさっさと済ます。
D800系は手ぶれ量産機なので、VRがついている17-35mmF4はこういう時に心強いですね。新しい24-70mmも良いんだろうなぁ

動画を編集していて、ここは写真より動画向きなのかなと思いました。動画でPLフィルターがつけられると水面もきれいで良いですね。

◆◆白霧の滝 苔沢◆◆

そういえば動画の明るさや色調整はアドビプレミアのRGBカーブで調整していたのですが、毎月5千円くらい払っているし良い機会なのでSpeedGradeを使ってみようとネットで調べたら、PremiereのなかのLumetriというエフェクトが良さそうだったので簡単に調整してみました。D800用のプリセットもあってちょっとした調整ならこれで十分だなぁという感じです。
SpeedGradeは次に試してみようと思います。

◆◆苔の沢◆◆
寄った構図の絵は渓谷にいけば結構撮れるけどせっかくなので一枚

もう一か所回りたかったので、滝の撮影を終えて急いで撤収。
最後に行った場所は次の更新で。

裏磐梯まで行ってきました。

達沢不動滝

◆◆達沢不動滝 男滝◆◆
郡山から車で一時間ほど。駐車場から歩いてすぐでした

ゴールデンウィークが明けてから、忙しい時と暇な時の落差が激しかったけど、だんだんと暇な時が多くなってきて気が付いたら夏休み。
これまでの経験上、焦って仕事を探してもうまくいかないので、手付かずだった家のことや仕事のことを片付けることに。
そういえば本厄。耐え忍んで勉強するのが吉なのだろうか。

とまあ、そんな近況ですがインターハイが郡山で開催されたので撮影旅行も兼ねて行ってきました。昨年は鳥取でしたが郡山だと車で行ける距離なので良いですね。大体3時間ちょっとくらいだったと思います。
足代はETCの深夜割を使い、宿泊も駅近くの商業施設内のスーパー銭湯の仮眠室を利用したので非常に安く済ませることができました。
ちゃんとした宿泊施設も考えましたが、朝4~5時には出発するので気兼ねなく横になれる仮眠室ぐらいが丁度良かったです。

達沢不動滝

◆◆滝の手前の林◆◆
日の出前がとても良い感じだったのだけど、滝を優先して戻ってきたら日が差してしまいました

今回、どこに行こうか迷ったのですが、あまり天気が良くないようだったので湿原や山など、画面に空が大きく入る場所でなく森や滝にすることに。また、以前、福島の花見山や三春の滝桜に行ったので、行ったことがない裏磐梯にしました。
何か所か目星をつけていける範囲でと考えていましたが、朝早くから撮影できたおかげで3か所行くことができました。

達沢不動滝

◆◆達沢不動滝 男滝◆◆
画面の斜め半分が明るかったのでグラデーションハーフNDを使いました

最初は『達沢不動滝』です。
NHK大河のオープニングでも使われた場所だそうで、森の奥のとても美しい滝でした。静けさと美しさと強さがあります。しかも駐車場からすぐなので、撮影の難易度も低いです。ゴム長は必須かな。
日の出前の5時頃に行こうと思いましたが、一人で暗い森に入って獣にあったら面倒なので少しずらして6時ごろ着いたら、すでにカメラマン2人と釣り人2人がいました。

達沢不動滝

◆◆達沢不動滝 女滝◆◆
日が差しているあたりはグラデーションハーフNDを使っています。念のため前後1段ブラケット撮影してますが、ブラケットって緊張感がなくなりますね。あと3秒とかでブラケットだと葉っぱは風でぶれているので逆に合成が面倒でした

メインの滝のほかに、左手の岩からもさらさらと水が流れて趣のある感じだったので撮影しました。前日は雨のち曇りでしたが、もう少し雨量が多いと違った眺めになるのかもしれませんね。
ちょうど日の光が射してきて、今日は曇りじゃないのかと思いました。
撮影はD810と16-35mmF4です。今回処理していて気づきましたが、暗部の階調やディティールなどはやはりF2.8通しのレンズには劣りますね。というか14-24mmF2.8が良すぎるんでしょう。
とはいえグラデーションハーフNDやPLフィルターを使えるので重宝しています。あと画素数の多いD810とVRの組み合わせはとても良いです。
フィルターワークの要らないところは14-24mm、24㎜より画角が狭い構図なら24-70mmと役割を分けるのが理想かと。
お気に入りのレンズなのにニッチな使い方だなぁ。

動画

前回動画をアップしたときに携帯で十分と書きましたが、アップロードしてから去年D810で撮った動画を見たら携帯より全然綺麗でした。
ということで今回はD810で滝の動画を撮影しました。
滝の名前のとおり、鳥居をくぐった御不動様の後ろが滝です。

残り2か所はまた後日。

滝の動画


今年撮影に行った滝の動画をアップしました。

■スッカン沢

■尾白川渓谷

■八方ヶ原線歩道

それぞれ撮影の合間に携帯で撮影したものです。このほかにもメモ代わりに携帯で写真を撮ったりしています。
携帯の動画なんて大したことないと思ってましたが、D810で撮るよりも手軽でピントもすっぽ抜けないし、編集していて画質も良いので驚きました。撮りたいときにすぐ撮れるし記録ならこれで十分ですね。

また、好きなものを撮影して、相手に伝わるように編集するというのはこれまでしてこなかったので、良い勉強になっています。販路も広げたいので、個人的にいろいろ動画を作っていこうと思います。
そういえば、WordPressをはじめたのも販路拡大のためでした。すっかり忘れてました。