三度目は秋

◆◆神蛇滝◆◆2017年撮影 D810 24-70mmF2.8
手前の緑が赤なら最高なんだけどなぁ。ちょっと早かったかな? でも手前の木って針葉樹だよなぁ。

去年、今年と二年続けて初夏に訪れた尾白川渓谷。登山寄りの山道なので初めて来たときはとにかく大変だったけど、さすがに今年の秋で三回目なので慣れました。
というか、土砂崩れの補修のせいか山道が整備されていて前回より歩きやすくなってました。

そうまでしても行きたいのは神蛇の滝です。滝のガイドブックを読んでいつか必ずと思っていたので初めて見たときはとても嬉しかった覚えがあります。
そしてさらに一時間ほど歩くいたところにある不動の滝。この滝はとても迫力があるだけでなく、すぐ近くまで行けます。この二つの滝の紅葉の時期を見たくて来ました。

◆◆尾白川渓谷◆◆2017年撮影 D810 24-70mmF2.8
神社横のつり橋の上から撮影。
この日はほんの少しだけ晴れ間が見えたけどほぼ曇りでした

時期的にちょっと早かったようで、緑も結構残っていましたが、これはこれで良い感じでした。
なんだかんだで大変な場所ではあるので今回で一区切りできれば良かったのですが、また反省点を残してしまっているので、いつか紅葉の時期にもう一度行こうかなと思います。

機材はいつも通りD810と予備のD800、レンズは17-35mmF4、24-70mmF2.8、70-200mmF2.8です。
17-35mmF4はフィルターも使えて手ブレ補正も付いているので扱いやすいレンズですが、画質は14-24mmF2.8には及ばず。D810で使っていて周辺を見るとちょっと力不足かなと思うところがあるので、D850だとさらに気になりそう。どうなんだろう?
前回は中古で買ったカメラリュックで来て歩いて30分くらいで具合が悪くなったので、いつも使っているK2のカメラリュックにボディ2台レンズ3本という装備。K2のリュックは20代のときに取引先から購入したもの。お気に入りだけど収納横が裂けてしまっているので使うのは今回が最後かも。

前回のブログで三脚について書いたので次はカメラバックのことでも書こうと思ってます。

◆◆尾白川渓谷◆◆2017年撮影 D810 16-35mmF4
いつも山で拾った棒を持ち歩いているけど、荷物も多いし両手を空けないと危ない場所もあるので、伸縮できるトレッキングポールを使うことに。使い慣れないしリュックに着けてたら柄が木の枝に引っかかってつまずいたりと難儀しました。

そういえば帰りはほぼ下りの尾根道なのですが、途中で甲斐駒ヶ岳への登山道があります。どんなところなのか一度行ってみたいなぁと思い調べたところ、日本三大急登のひとつでした。もっと足腰を鍛えないと無理です。
そして今回のブログでは神蛇の滝まで。この先についてはまた後日。

◆◆神蛇滝◆◆2017年撮影 D810 24-70mmF2.8
名所なんですけど写真機材を背負って来るのは面倒かも。その代わりあまり人がいないので自分のペースで撮影できます。駐車場は結構車が止まってましたが渓谷で3人しか会わなかったので、みんな甲斐駒に行ったんでしょうね

画像が余ったのでおまけ。
アマゾンで77mmのフィルターで安いのを見つけたので購入しました。国内メーカーで撥水/防汚だったので使ってましたが、確かに撥水だけどコーティングが特殊なのか、静電気のせいか細かいホコリが取れず出先でに非常に困る。結局普通のフィルターを買いなおす羽目に。そういえばパッケージにアルコールで掃除しないようにと書いてあった気が。
部屋で掃除していてもレンズクリーニングペーパーの拭き埃をブロアーで吹いてもさっぱり取れず。
結局レンズペンで磨きました。良い使い道がみつかるまでお休みです。

◆◆尾白川渓谷◆◆2017年撮影 D810 16-35mmF4
つり橋とか鎖場とか普通に歩いてるけど、10年前は予想もしなかったなぁ。
いろいろ苦労して撮影しているうちに身に着けた技術がそのまま仕事に使えたりしてるのも不思議。何でもやってみるものですね。
定期的に重たい機材を背負って一日歩いたおかげなのか、長丁場のイベント撮影でもあまり疲れなくなりました

最後に近況を。
先日沖縄へ出張撮影に行きました。女性の撮りおろしでしたが、読者限定プレゼント用らしいので広く世に出ることはないようです。とりあえず忙しかったけど楽しかったです。ストックフォトで覚えた撮影のいろは、スポーツ撮影で学んだ動態の撮り方、風景の撮影通じて学んだことなどが思わぬところで結実したなぁと思いながら撮影してました。
そういえば初めての写真集と呼べる物もブルーレイの初回限定特典フォトブックでした。

飛行機の荷造りをしていてD810と24-70mm、70-200mmとストロボを入れたリュックが約10kgでした。ということは、風景を撮りに行くときは16-35mmF4とD800に三脚、その他もろもろ合わさって20kg弱くらいの機材を背負ってるようです。
山登りの人たちの40リットルくらいのリュックって何キロくらいなんだろう?

この一年間は新規取引先の獲得のために職務経歴書を作り替えたり、ワードプレスを立ち上げたり、いろいろと面接に行ったりしてました。
良いお返事がいただけたところもあるので、やった甲斐がありました。ちょと明るい材料を持って年を越せそうです。

◆◆尾白川渓谷◆◆2017年撮影 D810 16-35mmF4
初夏に撮影した場所でまた撮影。
あと2週間後くらいだったらもっと綺麗だったのかなぁ?

“逆転”対談


対談の後編が公開されました。そういえばクレジットが入ってないかも。

平成29年度講道館杯


講道館杯のレポートより写真が紹介されました。撮影場所が狭かったので決勝はアドボードの裏に行きました。
こんな風に組み写真で使ってもらえると嬉しいですね。アド裏に行って良かったです。

番組の取材


インタビュー撮影してきました。今回もα7sにAマウントのゾナー24-70mmF2.8とEF70-200mmF4、LEDライトを使っています。
ストロボとシャッター音から解放されましたが、ニコンの使用率が結構減っていてちょっと寂しい。

平成29年度講道館杯


講道館杯二日目も無事に終わりました。使用機材はD4sと70-200mmです。
例年より早いですが今年の柔道撮影は終了。来年の2月までお休みです。

平成29年度講道館杯


今日と明日は講道館杯。早速今日撮った写真を使ってもらえました。

渓谷と三脚

渓谷と三脚

ベルボンの可変石突はslikのSC703DXに標準装備でした

今回は三脚のこと。お金をかけずに良い三脚を手に入れられないかと画策して余計にお金がかかった話です。

風景写真を撮るようになってしばらくハスキーを使っていたけど、開脚角度の調整ができず不便なことに気づく。そこでワンポイントの仕事用にジャンクで買ったスリックの500DXを使ってみたところ、軽くて扱いやすいのでしばらく使うことに。
ところが渓谷でスローシャッターを切るようになって1段目のパイプ径が26mmでは無理ということに気づく。

渓谷と三脚

コンパクトで軽くて良い三脚でしたが、この三脚で3秒はちょっときつかったです。1/15秒くらいまでならこれでも大丈夫かな?

次に上位機種のSC703DXがアマゾンで安かったので購入。70-200㎜を乗せて3秒でも大丈夫なので目的は果たしたものの、縮長(一番縮めたときの長さ)が長くて肩にかけて山道を歩いていると太ももに当たって痛い。全体的に大きいのとたまにレバーが緩んだ時にレンチがないとどうにもならない。あと体感で何故か重い。

703DXと500DXを並べたところ。703DXは便利なので、物撮りの仕事でよく使っています。ローアングル対応なので取材先のテーブルが低い時に便利です。
重りを下げれるように別売りのフックを付けていますが、フックが大きくて脚に当たってうまく閉じられないことが…

いよいよジッツォのカーボンしかないのかと思っていたところ、量販店でベンロの三脚を見つける。安かろ悪かろだと思っていたけど、触ってみたら結構しっかりしていて驚く。どこか大手メーカーの下請けが金型をモールドして流したのだろうか。
どのみち10万のジッツォを買う日が来るのだろうけど、3万円以下で使える三脚に出会えたらラッキーなので買うことに。
展示品は3段だったけど、縮長のことも考えて4段で1段目のパイプ径が32ミリのタイプをネットで購入。スペックだとカーボンとアルミで重さがほとんど変わらないので安いアルミタイプを選ぶ。逆にカーボンは5万以上。それだけ出せるなら国産メーカーの良い三脚を選ぶべきだと思う。雲台は703SCと合わせて買ったハスキーを取り付ける。

三つ並べてみました。プロが使わなそうな三脚ばかりだ。
ベンロのA3580Tは500DXより短いです。ちなみにベンロは太ネジ、500DXは細ネジ、SC703DXは両対応でした

購入したのはベンロのA3580T。ウェイト用のフックも標準装備で値段の割には良くできている三脚だけど、使い始めて気になったのが石突のゴムが厚くて柔らかく置いたときに微妙に沈む感じ。あと溝もないシンプルなゴムなので岩場などで接地面を噛みにくい。
またSlikに比べると通常使用時の開脚角度も浅く安定感が低い。あと普通に開いたときに水平が出てない。書いてて気づいたけど三脚としていろいろ致命的だなぁ。

ベンロのウェイト用フック。取り外してみたところ、ジッツォのセンターポールエンドフックと互換がありそう

結果、あまり良く無いけど分かって使っていれば扱いやすい三脚なので、ジッツォまでのつなぎとして使っていました。完全分解できるし安いから迷わず水の中に入れられるし。

そんなこんなで半年ほどした頃、『ねじは規格サイズなのだから石突を交換できないか』と思い検索したらベルボンの交換式の石突を見つけたので早速交換してみたところ非常に良い感じに。
スパイクと一体型なのが売りなのだろうけど、ゴムが沈むこともなく、しっかりと路面を噛むというベーシックな部分に感動。安定性も増して不満もなくなったのでジッツォは当分買わなくて済みました。
ちなみに石突には大、小2タイプありましたが小タイプを選びました。

ベルボンのゴム・スパイク両用の石突。レンチも付属してました。付け替えたらゴムの硬さもちょうど良く、非常に安定しました。苔を剥がしたくないのでスパイクはできるだけ出さないけど、いざというときに安心

取り付けたところ。ベンロの石突と比べてゴムを後退させる分だけ高くなりました。この石突はリーベックのビデオ三脚にもついてたけど、店舗での撮影が主なのでスパイクを使ったことはないです

ベンロのちょっと良いところ。
簡単に分解できるのでいつもバラバラにして掃除してます。
園芸用の緑の棒にキッチンペーパーを輪ゴムで縛り付けて中を拭いてから、スプレータイプのグリースをキッチンペーパーに吹いて磨いてます。すべて100円ショップで用意しました。つなぎで買ったはずなのに毎回掃除してたら愛着わいてきました。

どうせ安い三脚だしと思って100均で買った棒と紙と油で掃除してるけど、SC703DXはアマゾンで新品雲台付きで18,900円、A3580Tは雲台無しで19,500円でした。ベンロのほうが高価なのか。何か腑に落ちないなぁ

まとめとして何か書こうと思ったけど、乗せるカメラによっては500DXでも大丈夫だし絶対ということはないし表とか作ることになりそうなので特にまとめません。『良いカメラで3秒以上シャッター開くならパイプの太い三脚がおすすめ』というくらいでしょうか。
近況としては苔の森のあとも紅葉の撮影に行ったので近いうちに更新できると思います。
あと表紙を撮っているクイズ雑誌がテレビに映ったようです。写った本人は恥ずかしがっていたようですが、撮った写真がテレビに出るのは嬉しいですね。

20周年DVD特集


特集の対談など撮影してきました。ニコン一式持っていきましたが、結局α7sとLEDライトで撮りました。
レンズはゾナー24-70mmF2.8とコニカミノルタの17-35mmF2.8-4にLA-EA4をかましてます。17-35mmF2.8-4はα900を使っているときに中古で2.5万くらいで買った覚えが…。α900だと周辺の流れが気になりましたが、α7sは半分の画素数だしISO10000ぐらいまで上げちゃうともうよくわからないです。
寝かせたら扱いやすく良い感じのレンズになりました。