シーズンオフの2月上旬に西沢渓谷へ行ってきました。
例年なら氷瀑でしっかりした装備&経験者でないと危ないのでしょうが、暖冬で雪も少なそうだったので行ってみました。栃木方面も考えましたが路面の凍結や通行止めがありそうだったので、過去に行ったことがあるハイキングコースの西沢渓谷を選びました。
幸い道中の路面も凍結しておらず、すんなり到着しました。
歩いている間は暑いけれど三脚を立てて撮影を始めると一気に冷え込むので念のためフリースをリュックに括り付けて歩くも早々に暑くなって上着を脱ぐ。
橋を越えて渓谷に入って一つ目の滝が遠くに見えたころからは雪道。カチカチに凍って危なかったのでホームセンターで売っている靴にかぶせるスパイクを着けて歩く。もう少し雪が多かったら4本爪を、さらに深くなって危なそうなら引き返す。そんな感じで先に進むことに。
雪の渓谷は現地では空気も澄んでいるしとても綺麗だけれど、画面の多くを白が占めるので構図やブラケット、アクセントになるポイントが難しいなぁと思いました。一面雪だったらまた違うんだろうけれど。手ぶらで帰るのは嫌なので、こういう場所から徐々に学んでいこうという感じ。
明暗比が強そうなので途中で±2段のブラケットにしてみましたが、いつも通り1段で良かったのかも。PCで開いたら使いづらいデータでした。あるいは一段ずつ前後2段で5枚のブラケットでも良かったのかも。
rawデータを確認して良さそうなデータを開いてしっかり雪のトーンを残すと絵全体の抜けが悪いし何か汚い感じ。多少飛ばしてスッキリさせてみるも、今度は雪の質感が多少欲しくなる。そんな感じの慣れない作業で難儀して何が良いのかわからなくなりました。今回の更新が遅くなった理由だったりします。
いろいろと試したのですが、結局ブラケットの合成はほとんど行わず一番使いやすいカットを処理しました。
尾根道が通行止めなのでちょっと心配でしたが、幸い4本爪に変える必要もなく無事に歩けました。途中で休憩している人が
「今日は行っても良い写真は撮れないよ」
と話しかけてきましたが、アイゼン等を付けずにここまで来た様子でおそらく先に行くのを断念したのかなと。無事に帰れるのか心配でしたが帰り道で見かけなかったので大丈夫だったのでしょう。っていうか良くあそこまで歩けたなぁと思いました。
七ツ釜五段の滝はハイキングコースで難易度も低いので撮影の名所。5人ほどすれ違いましたがみんなカメラマンでした。すれ違って挨拶するも皆睨みつけて通り過ぎていくので何とも言えない気分。
そういえばカメラマンが多い場所ってこんなでした。行き先が同じだから皆ライバルなんですね。こういう思いをしたくないからカメラマンが少ない場所に出かけてたんだった。
挨拶が習慣になってしまうとまたちょっとしたところに登りたくなります。そして去年行った東沢渓谷を想う。ちょっと心細いけれどとても良い渓谷でした。
西沢渓谷はハイキングコースなので歩道や鎖が画面に入るので自然と構図が決まってくるし。去年は東沢の滑の前まで行って帰ってきたので、今年はもう少し先まで行ってみたい。
もう一か所ぐらい行きたかったけれど1月、2月は結構忙しくて出かけられず。3月に入ってからウイルスもあるし自粛しています。
年内の柔道の撮影もほとんどなくなりそうだし、コンサートも中止と延期。新緑はどこかに行きたいけれど、どうなることやら。5月6日で終わるとも思えないしなぁ。上手く収束しても夏の終わりごろから延期の撮影が集中しそう。
1月に先々のことを考えてα9M2を買うか悩んだけれど買わなくて良かったです。こんな状況でローン組んでたら大変でした。