暖冬の渓谷へ

西沢渓谷
シーズンオフの2月上旬に西沢渓谷へ行ってきました。
例年なら氷瀑でしっかりした装備&経験者でないと危ないのでしょうが、暖冬で雪も少なそうだったので行ってみました。栃木方面も考えましたが路面の凍結や通行止めがありそうだったので、過去に行ったことがあるハイキングコースの西沢渓谷を選びました。
西沢渓谷
西沢渓谷
幸い道中の路面も凍結しておらず、すんなり到着しました。
歩いている間は暑いけれど三脚を立てて撮影を始めると一気に冷え込むので念のためフリースをリュックに括り付けて歩くも早々に暑くなって上着を脱ぐ。
橋を越えて渓谷に入って一つ目の滝が遠くに見えたころからは雪道。カチカチに凍って危なかったのでホームセンターで売っている靴にかぶせるスパイクを着けて歩く。もう少し雪が多かったら4本爪を、さらに深くなって危なそうなら引き返す。そんな感じで先に進むことに。
西沢渓谷
西沢渓谷
雪の渓谷は現地では空気も澄んでいるしとても綺麗だけれど、画面の多くを白が占めるので構図やブラケット、アクセントになるポイントが難しいなぁと思いました。一面雪だったらまた違うんだろうけれど。手ぶらで帰るのは嫌なので、こういう場所から徐々に学んでいこうという感じ。
西沢渓谷
西沢渓谷
明暗比が強そうなので途中で±2段のブラケットにしてみましたが、いつも通り1段で良かったのかも。PCで開いたら使いづらいデータでした。あるいは一段ずつ前後2段で5枚のブラケットでも良かったのかも。

rawデータを確認して良さそうなデータを開いてしっかり雪のトーンを残すと絵全体の抜けが悪いし何か汚い感じ。多少飛ばしてスッキリさせてみるも、今度は雪の質感が多少欲しくなる。そんな感じの慣れない作業で難儀して何が良いのかわからなくなりました。今回の更新が遅くなった理由だったりします。
いろいろと試したのですが、結局ブラケットの合成はほとんど行わず一番使いやすいカットを処理しました。
西沢渓谷
西沢渓谷
尾根道が通行止めなのでちょっと心配でしたが、幸い4本爪に変える必要もなく無事に歩けました。途中で休憩している人が
「今日は行っても良い写真は撮れないよ」
と話しかけてきましたが、アイゼン等を付けずにここまで来た様子でおそらく先に行くのを断念したのかなと。無事に帰れるのか心配でしたが帰り道で見かけなかったので大丈夫だったのでしょう。っていうか良くあそこまで歩けたなぁと思いました。
西沢渓谷
七ツ釜五段の滝はハイキングコースで難易度も低いので撮影の名所。5人ほどすれ違いましたがみんなカメラマンでした。すれ違って挨拶するも皆睨みつけて通り過ぎていくので何とも言えない気分。
そういえばカメラマンが多い場所ってこんなでした。行き先が同じだから皆ライバルなんですね。こういう思いをしたくないからカメラマンが少ない場所に出かけてたんだった。
西沢渓谷
挨拶が習慣になってしまうとまたちょっとしたところに登りたくなります。そして去年行った東沢渓谷を想う。ちょっと心細いけれどとても良い渓谷でした。
西沢渓谷はハイキングコースなので歩道や鎖が画面に入るので自然と構図が決まってくるし。去年は東沢の滑の前まで行って帰ってきたので、今年はもう少し先まで行ってみたい。
西沢渓谷
西沢渓谷
もう一か所ぐらい行きたかったけれど1月、2月は結構忙しくて出かけられず。3月に入ってからウイルスもあるし自粛しています。
年内の柔道の撮影もほとんどなくなりそうだし、コンサートも中止と延期。新緑はどこかに行きたいけれど、どうなることやら。5月6日で終わるとも思えないしなぁ。上手く収束しても夏の終わりごろから延期の撮影が集中しそう。
1月に先々のことを考えてα9M2を買うか悩んだけれど買わなくて良かったです。こんな状況でローン組んでたら大変でした。

去年は体調管理や体力不足で悔しい思いをしたのでGWの自粛期間中に体力づくりでもするか。
西沢渓谷

乙女の滝まで


東沢渓谷まで行ってきました。両門の滝まで行ってみたいけれど一日では無理そうなので下見も兼ねてとりあえず行けるところまで。
あと先月はドンドコ沢の五色の滝を目指して最初の南精進ヶ滝で引き返したので今回はその反省で機材を少し見直しました。レンズは16-35mmF4と中古で買ったばかりの24-120mmF4の二本。ボディは悩んだけれどD850とD810の2台です。もし滑って川に落ちてもリュックの防水ケースに予備のレンズとボディがあればそのまま進むことができると考えたからです。ちなみに今回のメインはD850と16-35mm。最悪の事態にならないように撮り終わるとすぐリュックにしまって歩きました。結局前回より少し軽くなった程度でした。


道中の看板。
東沢渓谷のことも書いてありました。今回は乙女の滝まで。
あと東沢渓谷は入山禁止なので自己責任です。おそらく写真の取れ高でいえば西沢渓谷の方があると思います。

この看板の横から東沢渓谷&鶏冠山方面へ。駐車場を8時半ごろに出発してここで9時。

最初の魚止の滝です。今回は渡渉することがわかっていたのでマリンシューズも持ってきましたが岩場も多そうなのでゴム長にしました。長時間岩場を歩くと痛いかもと心配でしたがすぐに慣れました。念のために持ってきた滑り止めは使わずに済みました。

魚止の滝の横からピンクのテープを頼りに登ったところ。危険な場所ということで今回はヘルメットとカラビナ、20mのトラロープ2本とナイフにクマ撃退スプレーを持ってきました。

しばらく歩いて夫婦木。帰りに携帯で撮影した写真です。

夫婦木を通り過ぎて。細い道が続いてところどころでロープが張られていました。道が崩れかけているところもありました。滑り落ちたのか泳いだのか事故が多発しているようです。

山側はこんな感じに岩を伝ってさらさらと水が流れている箇所もありました。とても冷たくて気持ちが良かったので頭を付けて冷やしたり、うがいをしましたが良く見ると蛭がいっぱいいました。上下コンプレッションウェアを着て虫よけスプレーをしっかり付けたせいか血は吸われませんでした。

沢下り中の事故というのは滝を巻いて川の中を遡上しようとして滑落したということなのかな? カメラがあるので自分はやらないけれど猛暑日は気持ちよさそう。

法螺貝という立て札がありました。

道が途切れて沢へ降りるところから上を見上げて。
法螺貝の横からまた山道へと戻りますがその前に撮影。

間近でみると本当に綺麗なブルーでした。確かに泳ぎたくなるかも。

法螺貝を背にして撮影。左側の森の中を歩いてきました。

今回も撮影しながらでなかなか先に進めず。割り切って携帯で撮ったけどやっぱりコンデジを買おうかなと思う。
D850で撮るときはPLフィルターを付けてF8~16まで絞って撮ることが多いのでシャッタースピードは0.5秒~10秒くらい。手持ちでの撮影は無理。さらにリュックを下ろしてカメラと三脚をセッティングするのでどうしても時間がかかってしまう。撮り終えて10メートルくらい進んでさらに良い場所があるとまたセッティングとなると全然先に進めない。

時間がないので携帯で撮ったけどちゃんと撮れば良かった。

そんなこんなで洞門というところに着きました。

巨大な岩の間を川が流れてとても美しかったです。到着したのが12時過ぎ。13時まえに乙女の滝に到着する予定だったのですが…。

こういう写真が撮りたくて来ているはずなのになぜか携帯で撮影。道が細くて三脚が立てられなかったんだったかな。また紅葉の時期に来るか。ちなみに法螺貝の辺りから獣の臭いを度々嗅ぎました。以前西沢渓谷でカモシカを見ましたがこの辺りにも結構いるんでしょうね。

ピンクのテープを頼りに山道を歩き河原へロープで降りて渡渉してまた山道へ戻ったり。

いつも撮っているような写真をここでも。木々が織り成す綾は美しいと思うんだけど誰にも伝わらないんだろうな。

山の神を過ぎると河原歩きと渡渉へ。

こういう場所に行き会うと快晴の紅葉シーズンに来たくなる。

ようやく乙女の滝に着きました。ちょうど13時半でした。歩き始めて5時間で到着。夕方までには帰りたいので長居はできなさそう。

乙女の滝。ちょっと休憩しました。無事について良かった。とりあえず撮影してから感謝の意を込めて手を合わせました。
あと今回はガーミンを入れっぱなしで歩きました。目的地までの距離が出てくるので計算して行動出来て助かります。
帰り道ちょっと違和感があったので襟裳岬を熱唱しながら歩いてちょうど歌い終わったところで綺麗な石が目の前に。行きに山の神の前で何も置いていくものが無くて後悔したので綺麗に洗って持って行くことに。

山の神さまのところに置いてきました。急に晴れて帰り道が明るくなりましたがこれ以上書くと頭がおかしいと思われるので止めます。

割り切ってひたすら歩いていましたが一か所だけ撮影しました。

結構重要な場所のロープが切れかけていたので持ってきたロープを張って帰ることに。しっかり結んだけれど大丈夫だったかな? 誰かが直してくれると良いのだけれど。

駐車場到着は16時50分。帰りは2時間半で戻ってこれました。地図でみると渓谷入口から乙女滝は両門滝までの半分くらいの距離。ただ行くだけならば6時間くらいで行けるのかもしれないけれど、より道も険しくなりそうだし撮影しながらで日帰りは自分には無理。さてどうするか。

というわけで今回のクエストは綺麗な石を納めてロープを張るでした。

ちょっと滝まで行ってきました。

青木鉱泉
8月もどこかに行こうということでドンドコ沢に行ってきました。背戸峨廊、白駒池と丸一日歩いて撮影したのでもう少しキツイところへ行きたくなりました。目標は5時間半登った先にある五色滝ですが猛暑だし初めての場所だしで機材や荷物で悩む。
青木鉱泉
とりあえず人に迷惑をかけないように水や食料、雨具などは不備の無いようにして痛み止め救急キットやエマージェンシーシートなども詰めてからボディ1台にレンズ3本にバッテリー、そのほか写真の機材を入れて最後に三脚を取り付けて背負ったらめちゃくちゃ重い。
どうやら過去最高の重量になっているっぽい。これは駄目じゃないかと思ったけど気温35度の猛暑日だし山道で熱中症や脱水症状はまずいのでとりあえず行ってみることに。
青木鉱泉
6時すぎに青木鉱泉の駐車場に着いて6時半過ぎに歩き始める。日帰りなので昼すぎに目的地にいないと帰りが日没になるので結構シビア。もっと早く来るべきだったかなとちょっと後悔。4時に家を出てるんだけど全然遅いのね。
ドンドコ沢
目的地との標高差は1000メートルくらいらしい。駐車場代を払うときに荷物の多さにちょっと心配されたのでこれは間違えてるなぁと気づく。でも体験してみないとわからないので無理せず引き返す旨を伝える。
ドンドコ沢
そんなこんなで歩き始め。最初は緩やかな登りで特に大変ではないのでちょっと安心したのだけれど…。
ドンドコ沢
道が開けて砂利道の登りになって思った以上に疲れる。
ドンドコ沢
迂回路は通行止めでした。
ドンドコ沢
砂利道を抜けて森を歩いていて急な登りの箇所が何か所かあって汗も止まらず自分が結構疲れていることに気づく。まだ1時間しか歩いていないので迷ったけれどリュックの重みで足も疲れてきたし、手が痺れてきそうだったので休んで塩ラムネと水分をしっかり摂る。休んだら急に疲労が襲ってきて立つのが億劫になってきた。
仕事で2時間半しか寝れなかったのも良くなかったなぁと反省するもせめて一つ目の滝までは行こうとゆっくり歩き始める。
ドンドコ沢
つづら折りのキツイ道を登りきったら道も緩やかな登りになって一安心。とはいえ早々に長い休憩を取ったので予定よりも結構遅れてしまう。かといって山道だし荷物も多いので急ぐこともできず。ただ歩く。
ドンドコ沢
ちょっと開けて小さな沢に出たので少し休む。この時点で9時前。本来ならば最初の滝に着いている時間。ガーミンで何となく位置を確認して最初の滝までの距離を確認。これは2つ目の滝くらいが限界かなと思いつつ歩き始める。
ドンドコ沢
どちらにしても最後の滝までは無理そうなので途中で山道から少し外れて森を撮影。こういう撮影をするなら機材のチョイスは間違っていないけれど、滝だけならもっと簡単でも良いなあと思う。
ドンドコ沢
秋になったら紅葉が良さそうな場所を探しながら記録撮影を続ける。ロケハン用にコンデジを用意しようか悩んだけれど、コンデジを使うよりD850の感度を上げて撮影するべきかなと思ったので、ちょっと良さそうな場所は気にせず感度を上げて撮りながら歩く。
ドンドコ沢
ずっとこんな感じの山道。携行食や水分などをしっかり摂ったので段々と調子も上がってきたけどタイムリミットは迫るばかり。途中で引き返すことに決めて何か所か三脚を広げたりしてるのでなおさら。
ドンドコ沢
手ぶらで帰るのも嫌だし苔むして綺麗だったので道を外れてゆっくり撮影。もっと体力つけないとなぁ。
ドンドコ沢
二つ目の小さな沢。大丈夫そうだけど生水は心配なので口を漱ぐにとどめる。生木や緑の味がするけど口当たりは良いので飲みたいけど我慢。
ドンドコ沢
歩きながらぼんやり撮影。紅葉の時期はどんな景色になるんだろう。
ドンドコ沢
ようやく標識。南精進ヶ滝までもう少しらしい。
ドンドコ沢
ようやく到着。10時少し前なので3時間半くらいで着いたらしい。予定より1時間遅れ。
南精進ヶ滝
結構な迫力の滝でした。
南精進ヶ滝
鎖を登ったところに観瀑台がありました。ちょっと休憩して自撮りしようと携帯を出したら急に蜂がまとわりついて来たので退散。帰って他の人のウェブサイトで滝のそばまで降りている写真があったのでどこかから降りられたみたい。
次に来るときには降りてみたいところ。次の滝まで行こうかどうか悩んだけれど持ってきた杖が邪魔だし怪我をしそうだったので今回はここで引き返すことに。なんとも消化不良な感じ。また来ればいいか。
登山家じゃないけれどちゃんと登りたいなぁと思う。
ドンドコ沢
帰り道。陽の感じが良かったので改めて沢の撮影。
ドンドコ沢
もう一つの沢で大きな岩の横をよじ登ってみたら綺麗でした。
ドンドコ沢
行きに気持ちが折れかけたつづら折りを上から。こんなところ登ってきたんだ。そりゃ大変だ。
ドンドコ沢
こんな砂利道を登ってきたのか。
ドンドコ沢
人工河川越しの山。秋は燃えてるんだろうなぁ。
青木鉱泉に戻って温泉に入ってから山を下る。このまま高速に乗ると寝そうなので、いつも通りパチンコ屋へ。一食分くらい買って帰る。
青木鉱泉
駐車場代いくらだったかなぁ。千円出してお釣りをもらった覚えが。温泉は千円だったかな。結局8月はドンドコ沢だけです。いろいろと反省点があったので機材を見直そうかと。そろそろ一泊二日も考えたほうが良いのかも。

さてさて近況。今年一番の大仕事ともいえる世界柔道選手権の撮影も終わって一安心。会場でぶつけて壊した70-200mmF2.8も見積もりよりも安く直ったし。
あとは紅葉の撮影とグランドスラム大阪。それと新規開拓。

大菩薩嶺に行って来ました。

那須に続いてどこへ行こうか悩んだ結果、これまでに行ったことのないところということで大菩薩嶺に行って来ました。
時期的にはこれまでに行った場所で何か所かベストな場所もありましたが新規開拓も必要ですし。来年は石空川渓谷や照葉峡に行ってみようと思います。

アクセスも良く人も多かったです。観光バスが何台も来ていました。観光登山として人気の場所なんですね。
特に収穫はなかったですが、ハイキングで来るならとても良い場所だと思います。多くの人が山頂で昼食を取っていましたが天気も良く何とも朗らかな感じでした。これまで人のいない森を終日歩いて来たので全く違った趣です。人が多いだけで事故・死亡率が下がる気がして安心して歩けます。それにしても自分より全然年上の人たちが元気に山頂へ歩くので日頃からもっと体を作らないとなぁと感心しました。

こういう地図をみると尾根伝いにどこまでも行きたくなるなぁ。

とりあえず山頂。

快晴で絶好のハイキング日和でした。

売店があったのでコーヒーを飲みました。

特に作品になりそうな写真は撮れなかったけど来て良かったです。

結構本数があってびっくり。

何も収穫がないのも残念なので駐車場の紅葉を撮影。こういうカットは都内の公園でも撮れるか。

帰り道に車を止めて撮影。今年は山と渓谷の高度差と紅葉の時期を実感できました。

今年はもう一か所行くことができました。頑張ればあと2か所行けたのですが、二時間睡眠で福島まで運転して山とかちょっときついので止めました。例年この季節は暇なのですが営業の甲斐あってか上手にスケジュールを埋めることができました。
とはいえ作品作りも続けたいし。とりあえず今年は雪景色も撮りたいなぁと思います。あと氷瀑かな。
次は久しぶりにカメラのことでも書こうと思います。しかしwordpressがアップデートしたらとても使いづらい。

錦秋の不動滝

不動滝

◆◆不動滝◆◆ D810 24-70mmF2.8

前回のブログの続き。神蛇滝を撮り終えて不動滝へ。
神蛇滝は緑が多かったですが不動滝は錦秋。良いタイミングでした。撮影は10月下旬です。
もう一週遅いと渓谷全体での取れ高も上がったかも。
それは欲張りすぎですか。

神蛇滝から不動滝まで約1時間の道中は途中で雲台のパン棒を落としたものの、それ以外は大きなトラブルもなく到着。
いやいや、倒木と土砂崩れで道がなくなっている個所がありました。
こんなもんかと思って迂回して進みましたが、本来ならば引き返す状況でした。詳しくは後述します。

尾白川渓谷

◆◆尾白川渓谷◆◆ D810 24-70mmF2.8

前回のアップし忘れ。神蛇滝までの道中で撮影。
この一年くらいずっと森の織り成す綾みたいなものを探していました。撮り続けて何となく先が見えてきた気がします。変わらずこんな感じの撮影も続けていく予定ですが、地味なんですよね。そもそもこんなの誰もわからないだろうし。
自分の中では抜群に美しいんですが王道ではないよなぁ。

不動滝

◆◆不動滝◆◆ D810 70-200mmF2.8

レンズを変えて不動滝。このカットのために70-200mmを持ってきました。望遠の圧縮感が気持ち良いかなと。パン棒が一本なくても何とかなりました。まあパーマセルを持ってきていたのでそんなに不安はなかったです。

不動滝

◆◆不動滝◆◆ D810 16-35mmF4

滝の前から撮影。
毎回ここまで来てますが、今回は天候や季節も良くこれまででベストショットではないかと。水煙など良く描けたと思います。

毎回水しぶきで困るのでレンズを濡らさないようにワンタッチ式の折りたたみ傘を使ったのですが、風が強くてコントのようになってしまいました。飛ばされて拾いに行ったので手間が増えてしまいました。

結局いつも通りレンズが濡れる前に急いで撮影。今回も手ぬぐいとタオルとレンズペンが大活躍。このときはアマゾンで安かった防滴コートのレンズフィルターだったかも。クリーニングペーパーの拭き埃がどうしても取れないので使うのやめました。

尾白川渓谷

◆◆尾白川渓谷◆◆ D810 24-70mmF2.8

不動滝前の大きなつり橋の上から。下流に向かっては大体こんな感じの順光です。ということは滝は反逆光か逆光なんですね。書いていて気づきました。
ここから駐車場までは約2時間。
神蛇の滝からはずっと下りの尾根道です。

尾白川渓谷

◆◆尾白川渓谷◆◆ D810 16-35mmF4

渓谷の反対側を撮影。パン棒を探しながら紅葉をしっかりと目に焼き付けて歩きました。

尾白川渓谷

◆◆尾白川渓谷◆◆ D810 16-35mmF4

何となくきれいだったので撮影。ここは滑り落ちても上がれそうだけど、滑り落ちたらヤバい場所の方が多いです。人に勧めたいけど怪我されると面倒なので紹介できないスポットです。

尾白川渓谷

◆◆渓谷入口◆◆ 携帯にて

帰り道で立て札を見つけたので近づいてみたら通行禁止の立て札でした。どうりで誰ともすれ違わなかったわけです。ただ、地図と別の場所で倒木と崩落があった気がします。
大きな怪我もなく帰路につきましたが以降気を付けます。

近況としては新規の営業・面接も概ね順調に進んでいます。また取引先の人事異動などで良いお話をいただけそうだったりと、蓋を開けるまではわからないものの明るい話題を持って年越しできそうです。
忙しければ真面目に仕事。受注が少なければ撮りためた写真の展示でもと考えています。
あとは、連射ができてフリッカー対策ができているようなのでD850買おうかなと思っています。

三度目は秋

◆◆神蛇滝◆◆2017年撮影 D810 24-70mmF2.8
手前の緑が赤なら最高なんだけどなぁ。ちょっと早かったかな? でも手前の木って針葉樹だよなぁ。

去年、今年と二年続けて初夏に訪れた尾白川渓谷。登山寄りの山道なので初めて来たときはとにかく大変だったけど、さすがに今年の秋で三回目なので慣れました。
というか、土砂崩れの補修のせいか山道が整備されていて前回より歩きやすくなってました。

そうまでしても行きたいのは神蛇の滝です。滝のガイドブックを読んでいつか必ずと思っていたので初めて見たときはとても嬉しかった覚えがあります。
そしてさらに一時間ほど歩くいたところにある不動の滝。この滝はとても迫力があるだけでなく、すぐ近くまで行けます。この二つの滝の紅葉の時期を見たくて来ました。

◆◆尾白川渓谷◆◆2017年撮影 D810 24-70mmF2.8
神社横のつり橋の上から撮影。
この日はほんの少しだけ晴れ間が見えたけどほぼ曇りでした

時期的にちょっと早かったようで、緑も結構残っていましたが、これはこれで良い感じでした。
なんだかんだで大変な場所ではあるので今回で一区切りできれば良かったのですが、また反省点を残してしまっているので、いつか紅葉の時期にもう一度行こうかなと思います。

機材はいつも通りD810と予備のD800、レンズは17-35mmF4、24-70mmF2.8、70-200mmF2.8です。
17-35mmF4はフィルターも使えて手ブレ補正も付いているので扱いやすいレンズですが、画質は14-24mmF2.8には及ばず。D810で使っていて周辺を見るとちょっと力不足かなと思うところがあるので、D850だとさらに気になりそう。どうなんだろう?
前回は中古で買ったカメラリュックで来て歩いて30分くらいで具合が悪くなったので、いつも使っているK2のカメラリュックにボディ2台レンズ3本という装備。K2のリュックは20代のときに取引先から購入したもの。お気に入りだけど収納横が裂けてしまっているので使うのは今回が最後かも。

前回のブログで三脚について書いたので次はカメラバックのことでも書こうと思ってます。

◆◆尾白川渓谷◆◆2017年撮影 D810 16-35mmF4
いつも山で拾った棒を持ち歩いているけど、荷物も多いし両手を空けないと危ない場所もあるので、伸縮できるトレッキングポールを使うことに。使い慣れないしリュックに着けてたら柄が木の枝に引っかかってつまずいたりと難儀しました。

そういえば帰りはほぼ下りの尾根道なのですが、途中で甲斐駒ヶ岳への登山道があります。どんなところなのか一度行ってみたいなぁと思い調べたところ、日本三大急登のひとつでした。もっと足腰を鍛えないと無理です。
そして今回のブログでは神蛇の滝まで。この先についてはまた後日。

◆◆神蛇滝◆◆2017年撮影 D810 24-70mmF2.8
名所なんですけど写真機材を背負って来るのは面倒かも。その代わりあまり人がいないので自分のペースで撮影できます。駐車場は結構車が止まってましたが渓谷で3人しか会わなかったので、みんな甲斐駒に行ったんでしょうね

画像が余ったのでおまけ。
アマゾンで77mmのフィルターで安いのを見つけたので購入しました。国内メーカーで撥水/防汚だったので使ってましたが、確かに撥水だけどコーティングが特殊なのか、静電気のせいか細かいホコリが取れず出先でに非常に困る。結局普通のフィルターを買いなおす羽目に。そういえばパッケージにアルコールで掃除しないようにと書いてあった気が。
部屋で掃除していてもレンズクリーニングペーパーの拭き埃をブロアーで吹いてもさっぱり取れず。
結局レンズペンで磨きました。良い使い道がみつかるまでお休みです。

◆◆尾白川渓谷◆◆2017年撮影 D810 16-35mmF4
つり橋とか鎖場とか普通に歩いてるけど、10年前は予想もしなかったなぁ。
いろいろ苦労して撮影しているうちに身に着けた技術がそのまま仕事に使えたりしてるのも不思議。何でもやってみるものですね。
定期的に重たい機材を背負って一日歩いたおかげなのか、長丁場のイベント撮影でもあまり疲れなくなりました

最後に近況を。
先日沖縄へ出張撮影に行きました。女性の撮りおろしでしたが、読者限定プレゼント用らしいので広く世に出ることはないようです。とりあえず忙しかったけど楽しかったです。ストックフォトで覚えた撮影のいろは、スポーツ撮影で学んだ動態の撮り方、風景の撮影通じて学んだことなどが思わぬところで結実したなぁと思いながら撮影してました。
そういえば初めての写真集と呼べる物もブルーレイの初回限定特典フォトブックでした。

飛行機の荷造りをしていてD810と24-70mm、70-200mmとストロボを入れたリュックが約10kgでした。ということは、風景を撮りに行くときは16-35mmF4とD800に三脚、その他もろもろ合わさって20kg弱くらいの機材を背負ってるようです。
山登りの人たちの40リットルくらいのリュックって何キロくらいなんだろう?

この一年間は新規取引先の獲得のために職務経歴書を作り替えたり、ワードプレスを立ち上げたり、いろいろと面接に行ったりしてました。
良いお返事がいただけたところもあるので、やった甲斐がありました。ちょと明るい材料を持って年を越せそうです。

◆◆尾白川渓谷◆◆2017年撮影 D810 16-35mmF4
初夏に撮影した場所でまた撮影。
あと2週間後くらいだったらもっと綺麗だったのかなぁ?

おしらじの滝、石空川渓谷の動画

元滝伏流水

◆◆元滝伏流水◆◆2014年撮影 D800 Sigma24-105mmF4
元滝伏流水は秋田県にかほ市にあります。車を止めてから滝まで10分くらいの一本道だったと思います

近日発売予定のD850のカタログがカメラ屋にあったのでもらって帰り家で開いたら最初のページが元滝伏流水でした。ということで自分もHDDの中から以前撮影したデータをアップしてみました。
東京から車で行くと結構遠いのですが、また行ってみたい滝です。
元滝伏流水

◆◆元滝伏流水◆◆2014年撮影 D800 Sigma24-105mmF4
カタログ撮影ポイントの近くからのカット。横に長く伏流水が続いて、上には大きな岩があるので構図で難儀した覚えがあります。このころはまだゴム長も使っていないので、岩場の上をウロウロしていました。この写真を撮ったあとで雨が強くなって撮影も断念しました。次に行くときはゴム長で川の中からカタログみたいなカットも撮りたいところ

行ったのは5月上旬でまだ雪が残っていました。元滝伏流水で撮影を終えて日本の滝百選の一つ法体の滝へ行く予定でしたが、雪で通行止めで途中までしか行けませんでした。
結局、丁度通行止めの横が獅子ヶ鼻湿原だったので湿原を歩いてきました。実はここで初めて熊にあったので伏流水よりも、あがりこ大王と熊のほうが思い出深いです。ちなみに伏流水も行った2日前に熊が出たという立て札が差してありました。
元滝伏流水

◆◆元滝伏流水◆◆2014年撮影 D800 Sigma24-105mmF4
記録用の引きカット。伏流水を全部入れるとパノラマになってしまうのが悩ましいところ。もう少し季節が進んで木々が緑になれば良いのかも。いよいよ雨が強くなって撮影も中断。レンズにも水滴が付いてました

さて、ブログのタイトルの通り昨年撮影に行ったときに記録用に撮影した動画をアップしました。
ここ何回か撮影~編集そしてアップまで自分で試してみて、だんだんと良し悪しがわかってきました。
また、ほかの人の動画を見て撮り方やアングル、どれくらい素材を集めれば良いのかも学びました。写真撮影の合間での作業ですが、毎回1分前後の尺で分かりやすくまとめていければと思います。


山の駅から車ですぐの秘境です。もう紅葉の終わりでしたが、自分が行ったときには平日にも関わらず4人先客がいました。紅葉とえぐれた岩壁、一筋の滝、エメラルドグリーンの湖とコンパクトながら魅力が凝縮されていて、ネットで調べた通りの秘境でした。
撮影はD810です。逆光や水底が美しく見える塩梅など、絶景でしたがなかなか撮影の難しい場所でした。写真では滅茶苦茶いじった覚えが…。


山梨県北杜市の石空川渓谷の九段の滝です。この奥に日本の滝百選の精進ヶ滝があります。駐車場から観瀑台まで小一時間ほどで、精進ヶ滝と九段の滝が一望できます。滝見台から九段の滝のすぐ下までは道を選びながら進みました。
本当は精進ヶ滝の撮影に来て、偶然ドローン撮影に同行していたガイドさんに行き方を教わり、赤い布が巻いてある木を頼りに山の斜面を登っていて途中まで進んだのですが、合っているのかわからなくなり引き返してしまいました。
誰かと行ければ心強いのですが、気軽に誘える場所じゃないです。
そういえばドローン撮影の人が足を挫いたので湿布をあげたらコーヒーもらえました。いつも一人なのでとても嬉しかった覚えがあります。
元滝伏流水

◆◆元滝伏流水◆◆2014年撮影 D800 Sigma24-105mmF4
カタログに近い場所から反対の川上の写真。元滝の伏流水という意味なので元滝はこの先にありますが、土砂崩れで途中までしか行けませんでした。乗り越えて行こうか考えて、雨だし崩れたばかりのようなので引き返しました。

滝の動画


今年撮影に行った滝の動画をアップしました。

■スッカン沢

■尾白川渓谷

■八方ヶ原線歩道

それぞれ撮影の合間に携帯で撮影したものです。このほかにもメモ代わりに携帯で写真を撮ったりしています。
携帯の動画なんて大したことないと思ってましたが、D810で撮るよりも手軽でピントもすっぽ抜けないし、編集していて画質も良いので驚きました。撮りたいときにすぐ撮れるし記録ならこれで十分ですね。

また、好きなものを撮影して、相手に伝わるように編集するというのはこれまでしてこなかったので、良い勉強になっています。販路も広げたいので、個人的にいろいろ動画を作っていこうと思います。
そういえば、WordPressをはじめたのも販路拡大のためでした。すっかり忘れてました。

尾白川渓谷

◆◆神蛇の滝◆◆

尾白川渓谷に行ってきました。
この渓谷の見どころは神蛇の滝とそこからさらに一時間ほど歩いたところにある不動の滝だと思います。その先にももう一つ滝があるようですが、通行止めだったかな。まぁ一人歩きだしタイムスケジュール的にも厳しいので不動の滝より先には行っていません。

実は昨年も神蛇の滝の撮影に行ったのですが、帰ってからいろいろと反省点がありました。今回も似たような失敗をしているのですが、まあ去年よりは良いかなぁという感じです。時間帯やアングルもわかってきたので紅葉の季節にもう一度トライできればと思っています。

◆◆不動の滝◆◆

そしてこの渓谷、良い場所なのですが、結構キツイ箇所がいくつかあります。自分は登山家ではないので、難易度というのが良く判らないのですが、ほかのハイキングの人たちも辛そうだったので、多分大変なんだと思います。
ただ二回目ということで大変な場所も道のりも知っていたので気持ち的には楽でした。9時に歩き始めて戻ってきたのが16時過ぎ。引き上げる時間に複数人で釣りをしている人たちがいましたが、自分は一人なので日が暮れる前には車に戻らないといけないのでちょっと羨ましかったです。
持って行った機材は16-35mm、24-70mm、70-200mmとD810、D800です。あとはグラデーションハーフNDとPLフィルター、NDフィルター、あとレリーズと三脚です。

◆◆不動の滝◆◆
以前撮影場所のリサーチで買った日帰り登山ガイドブックに同じようなアングルでとても良い写真が載っていました。去年は撮ろうと思いながらすっかり忘れ、しかも重いしあまり使わないからと車に70-200mmを置いてきてとても後悔しました。

自分は風景を撮るときに人間は画面から外すのですが、人がいることで滝のスケールが判って良いですね。勉強になりました。さて、GW前まではとても忙しかったのですが、明けてからは仕事がそこまで詰まっていないので、新緑の季節にもう一度どこかへ撮影に行きたいです。

去年撮影した場所で今年も撮影。

一年ぶりに行ってきました

【D810 24-70mmF2.8】尾白川渓谷にて撮影
予定していた仕事が延期になって時間ができたので、ほぼ一年ぶりに撮影に行ってきました。場所は山梨の神蛇滝です。何年か前に釜五段の滝に行きましたがそのときどちらに行くか結構悩み、いつか行こうと決めていた滝です。ようやく行くことができました。

同じ釜でも釜五段がある西沢渓谷は甲武信ヶ岳、神蛇滝がある尾白川渓谷は南アルプスだったかな。東京から車でいく分にはそれほど変わりませんでした。西沢渓谷は高速を降りてから雁坂トンネルまで行くので少し時間がかかりましたが、尾白川渓谷は高速道路を降りてからすぐでした。
あと、神社を抜けて橋を渡って渓谷に入るところもこれまでに行った渓谷と違い印象的です。

【D800 14-24mmF2.8】尾白川渓谷 三ノ滝にて撮影
神蛇滝行く途中にある三ノ滝です。この写真は予備で持って行ったD800で撮影しました。今回からD810がメインの予定でしたが、レンズを付け替えるのが面倒だったので予備機に14-24mmをつけっぱなしにして必要な時にリュックから出して撮りました。
これまでもいろいろと撮影してきましたが、神蛇滝までのルートはこれまで歩いた中でも特に大変だったと思います。これじゃ登山だなぁと思いながら歩いてました。

【D810 24-70mmF2.8】尾白川渓谷 神蛇滝にて撮影
汗びっしょりでようやく着いた神蛇滝ですが、撮影ポイントから滝まで結構離れていました。まあ離れているのは本やネットで見て知っていたのですが、写真で見ていたころより木が育って枝が伸びて釜と滝が良く見えませんでした。こればっかりはどうしようもないですね。枝が途中で切られていたら風情も何もないだろうし。
でも観光名所だからそのうち枝落とすのかなぁ。道が悪そうだし落とすの大変そうだなぁ。
ちなみに写真は切り立った岩の上から撮影しました。狭くて結構危ない場所でしたが、紅葉の季節は撮影の順番待ちとかするのかなぁ。行きたいけどそれは面倒だなぁとか思いました。
ちなみに7時半ごろ歩き始めて到着したのが10時すぎ。撮影しながらですが思っていたより時間がかかりました。

【D810 24-70mmF2.8】尾白川渓谷 不動滝にて撮影
神蛇滝から小一時間ほどで不動滝に着きました。吊り橋を渡って滝のすぐそばまで行くことができます。写真の場所は岩に打ち込んであるロープで登った岩の上から撮りました。ロープはだいたい3~5メートルくらいの高さでしょうか。写真右の岩の前まで行ったのですが、水しぶきでカメラもろともズブ濡れになりました。一応撮影したので後日アップします。
そういえばこの日は雨が降った後で水量が多く、結構レアだけど水はいつもより濁っていると通りすがりの人に教えてもらいました。
やっと着いた滝なのに、人が来たので撮り終えてすぐに引き上げちゃいました。せっかくなので天然水を飲んで来れば良かったです。もう一回行くしかないのか。

【D810 24-70mmF2.8】尾白川渓谷にて撮影